東京大学谷口研究室・朝日新聞社共同調査


東京大学大学院法学政治学研究科・谷口将紀研究室は、2003年より朝日新聞社と協力して、衆参両院選時に政治家・有権者を対象としたアンケート調査を実施しています(03-05年は旧・蒲島郁夫研究室と共同)。このサイトは、本調査データを公開し、広く学術研究に用いていただくことを目的として開設いたしました。 本調査は、有権者を対象とする「有権者調査」と国会議員候補者等を対象とする「政治家調査」のふたつから構成されます。

「有権者調査」は、同じ対象者に対して質問を繰り返すパネル調査(モニター調査)です。パネル調査を行うことによって、各対象者の行動と意識の変化の関係を見ることができます。これによって、どのような意識の変化を背景としてある行動が生じたのかというような、要因と結果を推し量ることが可能となります。反面、連続して回答する対象者のみを分析に用いることになるため、対象者の人数が減り、対象者の分布(地域や年齢,支持政党など)に偏りが生じる場合がある点に注意が必要です。 新聞社と分担して調査を行ったこと、そして毎回優秀な大学院生・学部生諸君の協力を得られたことにより、この種の調査としては異例の速度、低コストでデータを公開することができました。

「政治家調査」は、衆議院・参議院議員選挙に際して、候補者等に対して行われたアンケート調査です。過去の調査及び「世論調査」と共通の質問項目を数多く含んでいるため、同じ政党や政治家の時系列的な比較、また有権者と政治家のクロスセクショナルな比較が可能です。 従来、政治家を対象としたアンケート調査には低い回収率という問題がありましたが、本調査は新聞社の選挙前報道と連携することによってこの課題を克服し、信頼性の高いデータを得ることができました。



分析結果

調査チームによる公式な分析結果報告には、朝日新聞に掲載された記事のほか、以下のものがありますので、ご参照いただければ幸いです。

【2003年衆院選】
蒲島郁夫・谷口将紀・菅原琢「限界に達した?小泉マジック」『論座』第108号(2004年4月)pp.18-34.

【2004年参院選】
菅原琢・谷口将紀・蒲島郁夫「自民党から「ハト」が逃げた」『論座』第114号(2004年11月)pp.224-37.

【2005年衆院選】
谷口将紀・蒲島郁夫・菅原琢「2005年総選挙――自民にスウィングした柔らかい構造改革派」『論座』第126号(2005年11月)、pp.93-104.

【2007年参院選】
谷口将紀・上ノ原秀晃・大川千寿「2007年参議院選挙――安倍政権の死角、新政権の課題」『論座』第150号(2007年10月)pp.50-61.

【2009年衆院選】
谷口将紀・上ノ原秀晃・境家史郎「2009年総選挙――誰が自民党政権を終わらせたのか」『世界』第798号(2009年12月)pp.74-84.

【2010年参院選】
谷口将紀・境家史郎・大川千寿・上ノ原秀晃「2010年参議院選挙――民主政権に吹く秋風?」『世界』第809号(2010年10月)pp.58-69.

【2012年衆院選・2013年参院選】
谷口将紀・梅田道生・孫斉庸・三輪洋文「2012年衆院選・2013年参院選――民主党票はどこに消えたのか」『世界』第849号(2013年11月)pp.220-229.

【2014年衆院選】
谷口将紀・三輪洋文「2014年衆院選――熱狂なき与党圧勝の背景」『世界』第867号(2015年4月)pp.188-197.

【2016年参院選】
谷口将紀・築山宏樹・金子智樹・高宮秀典「2016年参院選――政治的貯金の使い途をどうする?」『世界』第887号(2016年10月)pp.119-127.

【2017年衆院選】
谷口将紀・金子智樹・高宮秀典・築山宏樹・淺野良成・川口航史「二〇一七年東京大学谷口研究室・朝日新聞共同調査」『国家学会雑誌』第131号第9・10号(2018年10月)pp.51-81.



データの使用について

本調査データは、どなたでも無料で当サイトからダウンロードしていただけますが、ご利用になる場合は、以下の条件にご同意いただいたものとします。
  • 本データの使用は学術目的に限ります。
  • 本データを用いた論文その他を公開される場合は「東京大学谷口研究室・朝日新聞共同政治家/有権者調査データを使用した」旨明記して下さい。
  • 本データ・コードブック・報告書の著作権は調査者に属します。許可なき再配布及び転載を禁じます。
  • 本データは随時更新されます。データのダウンロードおよび分析に関するサポートは行っておりません。
なお、本サイトのデータを用いた著書・論文等が刊行された場合、よろしければ、1部を「東京大学大学院法学政治学研究科谷口研究室」までお送りください。

2017年政治家調査データを公開しました。



調査の正式名称について


東京大学の名称使用のガイドラインに従って、本調査の正式名称を 東京大学谷口研究室・朝日新聞共同調査 と致します(03-05年調査は東京大学蒲島=谷口研究室・朝日新聞共同調査)。

東京大学の英語略称が改められたことに伴い、本調査の英文表記を
The UTokyo-Asahi Survey (UTAS) conducted by Masaki Taniguchi of the Graduate Schools for Law and Politics, the University of Tokyo and the Asahi Shimbun と致します。



調査チーム


有権者調査

調査責任者 調査マネージャー
03年衆院選 蒲島郁夫
谷口将紀
菅原琢
04年参院選
05年衆院選
07年参院選 谷口将紀   上ノ原秀晃
09年衆院選
10年参院選 大川千寿
上ノ原秀晃
12年衆院選 梅田道生
川口航史
孫斉庸
三輪洋文
13年参院選 梅田道生
孫斉庸
三輪洋文
14年衆院選 三輪洋文
16年参院選 築山宏樹
金子智樹
高宮秀典
17年衆院選 築山宏樹
金子智樹
高宮秀典

川口航史(補)
淺野良成
(補)


政治家調査
   

調査責任者 調査マネージャー
03年衆院議員 蒲島郁夫 山本耕資
03年衆院選候補者
04年参院選候補者
05年衆院選候補者
07年参院議員・候補者 谷口将紀   大川千寿
08年次期衆院選候補者
09年衆院選候補者 境家史郎
10年参院議員・候補者
12年衆院選候補者 梅田道生
川口航史

孫斉庸
13年参院議員・候補者 梅田道生
孫斉庸
三輪洋文
14年衆院選候補者 三輪洋文
16年参院議員・候補者 築山宏樹
金子智樹
高宮秀典
17年衆院選候補者  築山宏樹
金子智樹
高宮秀典

川口航史(補)
淺野良成
(補)

調査実施にあたりご協力いただいた東京大学と朝日新聞社関係者の皆様、そして何よりもご回答下さった有権者・政治家の皆様に対して、調査チーム一同厚く御礼申し上げます。